Subject: [ts-mag:00034] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 239号】
Date: Mon, 27 Feb 2006 08:28:41 +0900
From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/02/24
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MicroImages,New Feature Requests 


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第239号「 新 機 能 要 望 は あ り ま す か ? 」
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                       株式会社 オープンGIS



マイクロイメージ社は、全世界のTNT製品のユーザに対して無料でテ
クニカルサポートを行っています。

テクニカルサポートの内容には、ユーザへの質問対応やバグ/エラー修正、
ユーザからの新機能要求の受付けなどがあります。

今回はこのうち、ユーザからの新機能要求に対して、マイクロイメージ
社はどのように対処しているか、ご紹介します。


・・・


マイクロイメージ社は、世界中のTNT製品のユーザから新機能の追加
について多くの要求や要望、提案を受けています。それらの要求や要望
の全部が実現される分けではありませんが、TNT製品の開発方向を決
める上で役立っています。

実現の優先度はマイクロイメージ社の経営層によって、次のように決め
られています。 多くのユーザにとってメリットがあり、利用範囲が広い
と判断された要望は、優先度が High になります。あまり一般的でなく、
特定のユーザしかメリットのない機能は、優先度が低く設定されます。
優先度 High の機能要求の数も多く、その中から順に次期バージョンで
実装、実現されていきます。優先度が High であっても、複雑な機能で
あれば実装に時間がかかる場合があります。その結果、優先度の低い機
能にあまり時間をとれないこともあります。自分の新機能要求の優先度
が低い場合、一部開発費を負担して優先度を上げることが可能です。開
発費を負担することによって、優先度が低かったSMLの作成を繰り上
げてもらう、といったことが可能です。費用については、マイクロイメ
ージ社に対して見積りをとることができます。


(参考)マイクロイメージ社の新機能要求に対する考え方

NEW FEATURE REQUESTS:
We receive and review many interesting requests for new features, 
which help us determine the direction of the design of the TNT 
products.  We appreciate these requests.  Please keep them coming 
as they determine in part the expenditure of our software 
development resources in the continually evolving TNT products.

Priorities are assigned by MicroImages management to new feature 
requests as follows.  A High Priority is assigned to requests 
that are judged to be of wide use and interest to many users of 
the TNT products.  Other Priorities are assigned to features of 
more special interest that may not be of general use.  Several 
hundred high priority requests are implemented in each new
release of the TNT products.  However, the implementation of some 
high priority requests can be delayed due to their complexity, 
which may not be apparent to you.  Unfortunately servicing these 
high priorities leaves little time available for handling lower 
priorities.  If you wish to purchase a high priority or have an 
SML script implemented for your lower priority submission, please 
contact MicroImages for a quotation.


・・・


以下は、これまでにユーザの方からいただいた機能要求の実装例です。

○ビューインビュー


 
衛星画像とその分類画像を重ねて、比較チェックを行うのに便利な機能
です。

○ラスタのDN値の串刺し表示

 
任意の場所において複数のラスタのDN値を串刺し表示する機能です。

○DEMと地質図から任意の測線に沿った断面を作成する機能
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/crosec.htm

○海図での等深線の表記




○カートスクリプト
http://www.microimages.com/freestuf/cartoscripts/
断層や褶曲(ライン)、走向傾斜(ポイント)などの地質記号を表示するた
めのスクリプトを開発してもらいました。

○調和級数(Harmonic Series)解析
http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_194.htm
森林関係のユーザ様からの要望でした。

○有理多項式を使用した画像の正射幾何補正
http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_131.htm
イコノス(海外)やクイックバード画像に付随するRPC係数を利用して衛星
画像のオルソ処理を行う機能です。


最近では、ステレオペアからオルソ写真を作成する際、ユーザが作成し
たタイポイントのリストを読み込むといった機能も実装されました。

こんな機能がほしい、あれば便利といった機能があれば、弊社までお気
軽にお寄せください。すぐには対応できないかもしれませんが、できる
だけ皆様のご要望にお応えしたいと存じます。







エラー・バグ・トラブル
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

●ラスタ同士の経年変化などの差分計算のために、2つのラスタから重
複する共通エリアを切り出したい場合があります。その場合は、「解析
処理」>「ラスタ」>「リサンプルとリプロジェクト」>「自動...」メニ
ューを2回実行します。1回目は、片方のラスタAを選択し、範囲を"オ
ーバーラップリファレンス"にして、もう片方のラスタBをリファレンス
ラスタとして選び、実行します。出力されるラスタは、2つのラスタAと
Bの重複する共通部分のラスタになるはずですが、セルサイズやセルの位
置が同じであっても、ライン数またはカラム数が予想より1だけ多くな
ったり、少なくなったりすることがあります。
【エラー番号】crr9957E
Raster Resample: Output is 1 line and 1 column smaller than
expected

本エラーは2月22日付けのパッチで早々に修正されましたが、使用にあた
って注意が必要です。スケール(Scale):と方向(Orient):をリファレンス
ラスタにセットする必要があります。

●セルサイズやセルの位置が同じ場合、1回のコマンドで2つのラスタ
の共通部分を切り出せるよう、マイクロイメージ社に対して新機能要求
を上げました。
【新機能要求番号】crr9992N
Raster Extract: Add ability to extract overlap area of input
rasters
 
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





◆◇ 最新ニュース ◆◇
..................................................................

◇V71までの購入ユーザを対象に、先週くらいからマイクロイメージ社か
らV72へのバージョンアップの御見積書が送付されています。書類のタイ
トルはPro Forma Invoice であり、見積書という意味です。請求書(単に 
Invoice)ではありませんので、ご安心ください。

内容は、年間バージョンアップ(Annual Maintenance;年2回分のバージ
ョンアップ)$1,000と、V71からV72へのバージョンアップ$600の2種類で
す。前者は V72 がこの3月にリリースされる前まで有効な見積書であり、
リリース後は使用できなくなります。V72リリース後は、$600の方でご注
文ください。

弊社経由で購入される場合、現在の為替レートに20円足して、各々
140,000円および 84,000円(税別)の金額になります。

..................................................................

◆ TNT製品バージョン2006:72 は、3月上旬にダウンロードによる正式
リリースを予定しています。また本日以降の新規注文は、TNTserver 
2006:72 を除き、2005:71 で納品されますが、2006:72 がリリース後、
無料提供されます。

◇ マイクロイメージ社は、教育用ライセンス(SAL)の価格体系(台数
割引)を変更しました。変更内容については、マイクロイメージ社よりS
ALの全ユーザにFAXにて通知されています。詳細はお問い合わせく
ださ
い。

..................................................................





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


現在の Ver 7.1 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)


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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス


テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量500Mbyte)


●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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