1998.9.7
TNTmips V5.9

<新機能紹介>

地質断面図の自動生成

標高ラスタを用いて、平面図から断面図を作成する機能です。
本機能はDisplay/Spatial DataおよびEdit/Spatial Dataで使用できます。作成される断面図の属性は表面と同じ属性情報を持ち、ベクターオブジェクトなので、後でオブジェクト・エディターで修正、変更が可能です。
 
対象バージョン:TNTmips V5.9
使用可能メニュー:Display/Spatial DataおよびEdit/Spatial Data
必要なパッチファイル:1998年9月4日以降のtntdisp.zip, tntedit.zip,needed.zip
※ハードコピーレイアウトの印刷出力時にエラーが出ます。ダウンロードはしばらくお待ちください。

説明にあたり、地質調査所作成の20万分の1数値地質図と国土地理院発行の数値地図250mメッシュ標高を使用しています。

<手順>
1.Display/Spatial Dataを選択。
2.ここではNew 2D Groupを使用。(本機能はDisplay Layout、Hardcopy Layoutでも同様に使用できます)。
3.Add SurfaceボタンからQuick-Add Surfaceを選択。


4.断面図を作るための標高ラスターを選択します。ここではあらかじめ取り込んでおいた数値地図250mメッシュの1図画(1ファイル)を使用しました。選択セット後、画面には表示されませんが問題ありません。
 
5.Add Vectorボタンを押し、ベクターオブジェクトを選択する。ここでは地質調査所作成の20万分の1地質図を使用した。

 



6.Measureボタンを押します。


7.マウスをドラッグして、地質図上にラインを引きます。

 
8.MeasurementsウィンドウからCross Sectionボタンを押します。

 
9.Cross Section Vectorを保存するオブジェクトをnew objectで指定します。OKボタンを押すと保存が始まります。


10.GroupメニューからNewを選び、新しいGroup Controlウィンドウを開きます。(Display Layout、Hardcopy Layoutでは、異なるGroupにCross Sectionベクターをセットします)。

11.Add Vectorボタンで断面図ベクター(CrossSection)を選択します。
12.ToolsからControlsを選び、平面図と同じ描画スタイルを選択します(ここではPolygonでStyle: By Attributeを設定)。ウィンドウを閉じると、平面図と同じスタイルでパターンが描画されます。

 

作成した断面はベクター・オブジェクトなので、オブジェクト・エディターで開いて、底面のノードを動かすことにより面を傾けることもできます。

 
なお、本機能は、tntedit.zip, needed.zipをあてることにより、オブジェクト・エディターでも使用できます。
説明にあたり、Windows95を使用しましたが、TNTmipsが稼動する他のコンピュータ(WindowsNT4.0/98,PowerMac, Linux, EWS)でも本機能は使用できます。
 
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