もう一つのSML実行

さあ、今度こそ、SMLを実行します。
まず、インポートしたいCD-ROMをセットしましょう。
つぎに、TNTmipsを起動し、Topo25000.smlを読み出します。
あとは、実行するだけで、プログラムが必要な情報を聞いてきますので、
読みこむCD-ROMの地域名、発行年、ワークディレクトリの場所、
CD-ROMドライブの番号のメモを手元に置いておくと、
スムーズに処理が行えます。



▼TNTmipsを起動し、Process/SML/Edit Script...を開きます。


▼画面には、Spatial Manipulation Language ダイアログが現れるので、
 File/Open/*.SML File...を指定します。


▼すると Select File ダイアログが現れるので Topo25000.smlファイルを開きます
 ファイルを選択したら、OKボタンを押してください。


▼先ほどの、Spatial Manipulation Language ダイアログに
 何やら、プログラムが表示されます。
 そこで、左上のメニューから、File/Run...を選択します。


▼いよいよSMLが動き出しました。
 下のほうに、「Welcome to Topo25000 program!!」と表示された、
 ダイアログが現れたと思います。

 それではまず、ワークディレクトリ (例えば、Topo25000ディレクトリ) に、
 今回読みこむCD-ROMの地域用、kanri*.prnファイルが
 置いてあるか、確認してください

 ない場合は、EXCEL作業からやり直してください。

 次に、CD-ROMドライブに、
 読みこむ数値地図25000(地図画像)CD-ROMがセットされているか
 確認してください。
 セットされてない場合は、素早くセットしてください。

 以上2点が確認できたら、OKボタンを押してください。


▼すると、今度は「Input Region Name」等と表示されたダイアログが
 表示されたと思います。
 入力欄には、デフォルトとして「TokyoH09」と書いてありますので、
 今回処理する地域名CD-ROMの発行年を、
 kanri*.prnファイルにつけたローマ字名で入力してください。
 例えば、「ShizuokaH12」など...
パラメータファイル(kanriJAPAN.zip)をダウンロードして、EXCEL作業を省略した方は、
こちらの表で確認してください。

また、網走・浜田・沖縄のCD-ROMを使用される方は、UTMゾーンにまたがった地域ですので、必要に応じてUTMゾーン指定を行ってください。詳しくは、こちらで確認してください。

より詳しい図幅ごとの対応表は こちらです。



▼続いて、ワークディレクトリの名前を聞いてきます。
 kanri*.prnファイルが保存されているディレクトリ名を入力してください
 例えば、D:/Topo25000/
 このとき、"/" スラッシュを書き忘れないよう注意してください。
 入力しましたら、OKボタンを押してください。


▼今度は、CD-ROMドライブのドライブ名を聞いてきます。
 Qドライブならば Q: と、Fドライブならば F: と入力してください。
 ドライブ名がわからない方は、Windowsデスクトップのマイコンピューターを開くと、確認できます。
 入力しましたら、OKボタンを押してください。


▼すると、少し大きめの
 「Cordinate System/Projection Parameters」ダイアログが現れます。
 このダイアログでは、入力するGCPの座標系を聞いていますので、
 数値地図25000(地図画像)が採用しています、
 以下の座標系を選択して、
  System: Latitude/Longitude
  Datum: Tokyo-Japan

 OKボタンを押してください。


▼同様に、「Cordinate System/Projection Parameters」ダイアログが現れます。
 こちらは、出力する画像の投影法を聞いてきます。
 ここでは、UTM座標系を指定します。
 以下のパラメータを入力してください。
  System: Universal Transverse Mercator
  Zone: 必要に応じて、Zoneを選択。Tokyoは Zone 54
 東経126〜132度: Zone 52    東経138〜144度: Zone 54 
 東経132〜138度: Zone 53    東経144〜150度: Zone 55 
  Datum: Tokyo-Japan(もしくはWGS84が一般的です。)

 入力しましたら、OKボタンを押してください。


▼すべて準備が整っていれば、
「Ready?」と表示されたウィンドウの OKボタン を押してください。


▼これで、自動的に処理が始まります。
 下に表示されている Console Window には、
 順番にどの地図画像が処理しているかが表示されます。
 通常のCD-ROMでは、1枚処理を行うと、約1時間ほどかかりますので、
 しばらく、このままの状態でお待ちください。


▼すべての処理が終了すると、
 このようなダイアログが表示されます。


▼お疲れ様でした。
 以上で、インポート作業は終了です。

 無事にプロジェクトファイルが生成されましたか?
 プロジェクトファイルは、ワークディレクトリに
 Topo25000Tokyo.rvc
 という名前で作成されているはずです。
 画像を表示してみて、そのつながり具合を確認してみてください。

 一度に、数十枚もの地図画像を開くのが、快感になりそうです。

 うまく出力されない場合、次のようなことが考えられます。
 ●ワークディレクトリの名前を間違えていませんか?
 ●パラメータファイルの中身は正しいですか?
 ●地域名のスペルを間違えていませんか?
 ●メモリのリソースは十分に空いていますか?

以上を確認して、念のため一度コンピューターを再起動して実行すると、正しく処理されることもあります。


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2001.6.1更新

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