熊本地震(2016)を時期的に挟む標高データ
(Datum ワークステーション)

標高データの差を計算

使用データ

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今後考えられる案

  1. 地理院の10年前の SAR の解析結果などを見て、10年前の熊本地震が影響範囲を確定する。
    その範囲のメッシュコードの地震前後の DEM データを再度集める。
    差分を計算して、地殻変動などの調査結果と合うのか調べる。
  2. 地震前の10m DEM を元に、PatchJGD プログラムを使って水平位置補正(JGD2000->JGD2011)、標高補正(JGD2011->JGD2024)を行ってみる。
    今回使った5m DEM に近いものが計算で得られるのであろうか?

5m DEM と 10m DEM の起伏の比較

5m DEM (基盤地図情報5mメッシュ標高) と 10m DEM (同10mメッシュ標高)の起伏について比較してみた。

(a) 平坦部の DEM データの比較

  1. 5m DEMでは、陰影図の中に階段状の構造があることが分かる。
  2. 同じ場所を10m DEMで見ると、解像度が2倍違うだけなのに、階段状構造がぼけて、明瞭でない。
  3. 測線に沿って両者の地形断面を比較した。
    青が5m DEM の場合の断面図で、緑が10m DEM の場合。階段状の構造が5m DEM では明瞭に分かる。
  4. 5m DEM の起伏陰影図と測線。(測線の□のある方向が断面図の左側)
  5. 10m DEM の起伏陰影図と測線。(測線の□のある方向が断面図の左側)
  6. (特徴1) これらの図からも分かるように、DEM ラスターを生成する手法が両解像度で違っているようだ。10m DEM の方は陰影図に三角形のパターンが見える。元々不規則に分布する点を結んで三角形(TIN)を作り、三角形の斜面を利用してラスターデータを補間している。地表面を三角形で近似しているため、段差などの細かな構造がぼかされている。
  7. (特徴2) また、このような製法の違いが起因していると思われるが、一般的に、5m DEM より 10m DEM の方が大方数メートル、標高値が大きい。

(b) 山間部の DEM データの比較

  1. 測線に沿って両者の地形断面を比較。(青:5m DEM、緑:10m DEM)
  2. 5m DEMの起伏陰影図と測線(測線の+のある方向が断面図の左側)
  3. 10m DEMの起伏陰影図と測線
  4. (特徴3) 5m DEM の方が谷地形が深くまでえぐられている。これも、10m DEM が平坦部同様、主に三角形で地表面を覆って面を補完する方法によってラスター処理が行われていることが原因と思われる。

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