Subject: [ts-mag:00019] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 224号】
Date: Sun, 06 Nov 2005 23:26:53 +0900
From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2005/11/04
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,Metadata,Remove,SML,Object


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第224号「  ハ ウ ツ ー S M L !! ( 1 ) 」
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                       株式会社 オープンGIS



今回はSMLの作り方を考えます。

たとえば、ラスタデータにメタデータがいっぱい出来てしまった。



(メタデータについては、本日の□■Tips□■に説明があります。)


誰もが消してすっきりしたいと思うでしょう。
削除するにはこのようにします。

▼ おなじみの「サポート」>「メンテナンス」>「プロジェクト(.RVC)フ
ァイル...」を開きます。




▼ 問題のRVCファイルを表示すると、すでに色がおかしい。(V7.1を使
用)




▼ RVCファイルの中に入ります。オブジェクトがいくつか存在します。




▼ その中の1つを選んで、サブオブジェクトを見ます。




▼ メタデータを発見。1つずつ選んでマウスクリックで消していきます。




オブジェクトの数が多くないときは、これでいいですね。マウスをクリ
ックして、操作を体で覚えましょう。

しかしオブジェクトの数が多いと、そうも言ってられません。何十回も
クリックしたくないですね。そういう時はSMLを使います。今回はこ
の例を通して、SMLの作り方を解説します。


・・・


STEP1.まずはメタデータを削除する関数を探しましょう。

▼「解析処理」>「SML」>「スクリプトの編集...」を選びます。




▼ キャンバスのウィンドウから「挿入」>「関数/機能...」を選びます。




▼ 今回は削除する対象がラスタなので、[関数グループ] ボタンを押し
て、まずは[ラスタ] を選びました。




▼ ラスタの関数リストをスクロールしてつらつら見ます。メタデータの
削除を行う関数はなさそうです。




▼ では、カテゴリーを広げて、[オブジェクト] を見ましよう。




▼ "DeleteSubobjects"というのがあります。これは使えそうです。




▽ パネルのサイズを変更するには、境界線の右にある四角い"ボッチ"を
上下にドラッグします。




▼ 引数が2つあります。1つはオブジェクト変数(Object)、他の1つは
削除するサブオブジェクトのタイプ(type$)です。

	DeleteSubobjects(Object, type$)

右下の[詳細] ボタンを押して、[サンプルの挿入] ボタンを押します。




サンプルスクリプトがキャンバスに挿入されます(サンプルはない場合も
あります)。





ステップ2.オブジェクトを選択する関数を追加します。

▼ 今回はラスタを対象にしますので、まずは基本的なオブジェクト選択
関数である"GetInputRaster(Rvar)"を使用します。選択したラスタオブ
ジェクトは変数"Rvar" にセットされます。オブジェクト変数の最初の文
字は常に大文字です。スクリプトの最後で変数は閉じるようにしましょ
う。




▼ さて今回は"Pyramid"を削除する分けではありません。似たような関
数として、CopySubobjectsがあります。運良く"メタデータ"に対する引
数を見つけました。




▼ "Pyramid"を"METADT"に変えて、完成です。文法チェックもOKです。




▼ 実行してみましょう。




▼ ラスタを1個選びます。




▽ 終了です。




■ 結果を見てみましょう。メタデータがなくなっています。




処理の前はこのような状態でした。



・・・


来週は、ステップ3として、RVCファイル内の複数ラスタに対する一
括処理について解説します。







□■Tips□■
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メタデータとは、オブジェクトに添付できるデータの説明情報です。
レイヤーリストの[操作ツール] ボタンを押して、[メタデータ] を選ん
で、表示します。




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エラー・バグ・トラブル
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

MacOS Xで、TNTmips V7.1のImport/Export(Legacy)のJPEGファイルのイ
ンポート処理が、[インポート] ボタンを押した後、クラッシュします。
[エラー番号] PAT9209E

バグ修正まで他のバージョンをお使いください。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

現在の Ver 7.1 の価格は 

・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 499,800円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  76,650円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)


最近円安が進んでいます。TNT製品はドル価格に対して、為替レート
に20円の幅を足して設定しております。さらに円安が続いた場合、TN
T製品の価格(バージョンアップ含む)を値上げする予定です。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■





困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 500MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:現在計画中です...





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

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