Subject: [ts-mag:00013] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 218号】
Date: Mon, 19 Sep 2005 14:05:51 +0900
From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2005/09/16
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,DBASE,Import,Relate,Patch


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第218号「  テ ー ブ ル の 取 り 扱 い ( 3 ) 」
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                       株式会社 オープンGIS


過去2回にわたって、TNTmipsでのテーブルの扱い方について解説しまし
た。

●第216号「テーブルの取り扱い(1)」
	・CSV形式でのテーブルの取り込み
	・テーブルの機能

●第217号「テーブルの取り扱い(2)」
	・アタッチによる関連付け
	・アタッチの確認のし方

今週は、予定をちょっと変更して、1回目と似たような内容になります
が、同じテーブルをDBASE形式で取り込んでみます。項目名に漢字が使え
るなどの違いがあります。その後"リレート"を行います。



・・・


CSV形式で取り込んだ時は、漢字が化けるのを恐れて1行目はローマ字に
しました:




DBASE形式で取り込む時は、漢字のままで構いません:




ただし、DBASE形式で取り込む場合は、以下のように書式をきちんと設定
します。

▼ 小数点を持つ数字は、セルの書式設定を利用して、「小数点以下の桁
数」を明示的に設定します。これをしておかないと、取り込んだ後、小
数部がなくなります。小数点のない整数は、「標準」で構いませんが、
「桁区切りのカンマ」は使用しない方がいいです。




▼ データのあるセルをクリックして、保存するシートを指示します。
「名前を付けて保存」を選び、「DBF 4(dBASE IV)」を選びます。




▽ ウィンドウが出ますので「はい」を押します。




DBASE以外にも、Excelブック形式でも保存しておいた方が安心です。


・・・


さて、TNTmips にインポートします。

▼「解析処理」から「入力(インポート)...」を選びます。

▼ [Database Table] ボタンを押します。




▼ [DBASE] を選びます。




▼ [Next] ボタンを押します。DBASEファイルを選びます。

▼「パラメータをインポートしてください」ウィンドウが出ます。



「テキストエンコーディング」から"日本語(Shift-JIS)"を選びます。
[入力(インポート)] ボタンを押します。


▼ CSVの時と同様、3回「オブジェクトを選択」ウィンドウが出ます
ので、RVCファイル名、データベース名(オブジェクト名)、テーブル名を
与えます。

取り込み処理が開始します。


・・・


取り込んだテーブルを表示してみます。

▼「編集」>「属性データベース...」メニューを選択し、取り込んだテ
ーブルを選択します。




▼ アイコンの上をダブルクリックすると、テーブルが開きます。




☆ DBASE形式で取り込むと、項目名に漢字が使えるのが分かります。


先週と同様、「編集」>「空間データ...」で、23区の図形データに取
り込みます。






さて、"リレート"を行います。

CSV 形式から取り込んだテーブルは、先週、アタッチの方法でポリゴン
に関連付けをしました。今週は、このアタッチしたテーブルの中の項目
を仲介役にして、今回取り込んだテーブルを関連付けします。再度アタ
ッチすることはしません。


▼ ポリゴン行の[テーブル/フォームの作成] ボタンを押して、「リレー
ションの修正...」を選びます。




▼「データベースエディタ」が開きます。




▼「関連付け(リレート)」ボタンを押します




▼ DBASEテーブルから、先週取り込んだテーブルに向かってマウスをド
ラッグし、離します。「関連付け(リレート)」ウィンドウが出ますので、
双方のテーブルから関連付けするフィールドを選びます。ここではテー
ブルの中の"No" を選びました。関連付けされる側のテーブル(今の場合
CSVの方)の[主(プライマリ)キー] のボタンを押すと、[ OK ] ボタン
が押せるようになります。
http://www.opengis.co.jp/img/faq/table/SC1009/SC1009.html

▼ 以上で、テーブル中の"No"をキーフィールドとして、DBASEテーブル
がポリゴンに関連付けされました。




▽ 確かめてみましょう。ポリゴンをクリックすると、対応するレコード
の先頭に赤丸が点灯します。
 http://www.opengis.co.jp/img/faq/table/SC1000/SC1000.html


☆フィールドの色には次のような意味があります。
	赤---主キーに設定されているフィールド
	緑---主キーへ関連付けされているフィールド
	青---計算フィールド
	黒---普通のフィールド








エラー・バグ・トラブル
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マイクロイメージ社の9月7日付けのパッチに問題がありました。最新パ
ッチをあてた後、TNTmips を起動すると、V7.0, 7.1で下記のメッセージ
が出ます。

"Text resource reference by spatial reference system definition 
file is missing"

これは textres.enu ファイル(英語のリソースファイル。メニューなど
の表示に使用)がないことが原因です。上記メッセージが出た場合は、
下記サイトから textres.enu ファイルをダウンロードして、TNTmipsの
インストールフォルダ(C:/Program Files/MicroImages/TNT_70または
TNT_71) にコピーしてください。
 http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/71patch.htm

ご面倒をおかけしますが、よろしくお願い致します。

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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

現在の Ver 7.1 の価格は 

・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込)
・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)

ご不明の点などありましたら、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 50MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:現在計画中です...





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 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

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