Subject: [ts-mag:00016] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 15号】
    Date: Fri, 21 Sep 2001 10:00:49 +0900
    From: Taichi FURUHASHI

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users       2001/9/21
Keywords: OpenGIS,TNTmips,MapImage 50000,SML,Null,Arcview,shp,MIF


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第15号「 粗 す ぎ ず、 細 か す ぎ ず... 地 図 画 像 5 0 0 0 0  」
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　株式会社 オープンGIS




２週立て続けて新しいＳＭＬができました。

今週は「数値地図50000 地図画像」の インポート SML の登場です!!


まだ日本全国は整備されていないため、使われている方も少ないと思いま
すが、ランドサットのような空間解像度が数10m の衛星画像を幾何補正す
る場合に国土地理院が発行しています「数値地図25000 地図画像」では詳
細すぎるということがよくあります。

データ量、必要な数値地図 CD-ROM の枚数などなど、もう少し粗いほうが
使い勝手もいいのに...

かといって数値地図200000 は粗すぎる...


そんなときに便利なのがこちら「数値地図50000 地図画像」。
四国全域でさえ CD-ROM １枚で収まってしまいます。数値地図25000 なら
ば CD-ROM ５〜６ 枚分の範囲ですので、かかる費用も 1/5 程度。 南の
図幅から徐々に整備されてきましたが、はやく日本全域がそろって欲しい
と願っているのは僕だけでしょうか。




さて、話題を SML に移しましょう。

SML とは TNTmips で使用できるマクロ言語のことで、主に作業の自動化
や、特殊な形式のデータフォーマットのインポート等に利用される簡単な
プログラムです。今回はこの SML を使いまして、数値地図50000 地図画像
をインポートするプログラムを作成しました。


するどい方は、
メルマガ第２号でご紹介しました
数値地図25000 地図画像 インポート SML と同じでは？
と思われるかもしれませんが、

そのとおりです。


基本的な操作手順もあまり変わっていません。

１.kanri50k.xls と topo50k_v10.sml の２つをダウンロード後
２.マイクロソフトの EXCEL で kanri50k.xls を開き
３.数値地図 CD-ROM にある KANRI.CSV ファイルを開いてコピー＆ペースト
４.カタカナ変換(EXCEL のマクロを実行)まで済みましたら
５.prn 形式で保存して、EXCEL 終了
６.あとは、topo50k_v10.sml をダブルクリックで実行

という、ちょっと複雑ではありますが、この作業をすることで、CD-ROM
をまるごとインポートし、ジオリファレンスも与え、図郭の外側を透明に
する一連の作業をすべて自動化してくれます。


ちょっとの苦労で、大きな成果。
同じ作業を手作業でと考えると、とても１日２日では行えません。


また多少の改良を加え操作性などは向上しておりますので、使い心地はか
なり良くなったと思います。更に次のバージョンでは ver6.5 から本格的
に使用できるようになった日本語インポートオプションを用いることで、
面倒な EXCEL 作業も省けるため操作性はどんどん向上する予定です。

但しこの場合、デフォルトの ver 6.4 以前をお使いの方が SML を実行で
きなくなるため、まずはできるだけ多くのユーザーの方々がインポート
SML を使用できるよう整備していくのが先かと考えています。

というわけで、EXCEL 作業の必要ないインポート SML は、もうしばらく
お待ちください。


以上、おおよその紹介が終わりましたので、
詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.opengis.co.jp/htm/basic/topo50k.htm



恒例の「苦労話」は？

今回はありません。
なぜならば、今回はほとんど苦労していませんから(笑)。

やはりベースとなる SML がありましたので、
非常にスムーズに改良が行われました。


とくに、ver6.5 ですと、
ジオリファレンスの選択もほとんど自動的に行ってくれますので、
マウスの操作が簡単簡単。


あとは、国土地理院さんの全国整備を待つだけです...






今週のプチ・テクニック
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"　ラスタデータのある数値(例えば 255)を
"　Null 値 (解析に無意味な値) として設定するときは、
"　メインメニューより
"　Support/Maintenance/Project File... を選択して、
"　ラスタ画像を選び、Edit... ボタンを押します。
"
"　Has Null Value: のチェックをオンにして、
"　欄内には その値(例えば 255)を入力すれば完了!!
"
"　最後の OK ボタンも忘れずに!!
"
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""




New Things 最新情報
=================================================================
=
=　国土地理院の数値地図50000 地図画像 のインポートSML 解説
=　http://www.opengis.co.jp/htm/basic/topo50k.htm
=
=================================================================




バグ・トラブル情報
???
???
???　TNTmips ver6.1 〜 6.5 をお使いの方はご注意ください!!
???
???　先週報告しましたバグの続報です。
???
???　Arcview のシェープファイルを、TNTmips から出力する際に
???　正しく出力していない場合があることが判明しました。
???
???　とくに、Lat-Lon で出力した場合に歪んでしまうようです。
???
???
???
???　対応策ですが、
???
???　TNTmips ver6.5 をお使いの方は、最新のパッチ
???　【TNTDISP.ZIP、NEEDED.ZIP】をあてていただくと
???　歪みはなくなります。
???　パッチのあてかたはこちらをご覧ください。
???　http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm
???
???　ただ、ドーナッツ・ポリゴン が正しく出力されない場合があります
???　ので、うまく出力されていない場合は、MIF 形式など別形式で出力
???　して、ArcView で読み取ってください。MIF や E00 は、ArcView で
???　インポート可能なファイルフォーマットです。
???
???
???
???　TNTmips ver6.4 以前の方は、
???　ver6.0 をお使いいただくか、やはり MIF もしくは E00 形式での出
???　力で、ArcView へインポートしていただく形になります。
???
???
???
???　歪みが直ったら、新たなバグの発生と、頭の痛い内容ですが、
???　早急な修正を米国マイクロイメージ社へ依頼しておりますので、
???　完全修正まで、もう少々お待ちください。
???
???




今週の話題 on メーリングリスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~
~　森林リモートセンシングに関するイベントの紹介がありました。
~
~　中でも見どころは科学技術事業団(JST)の澤田義人さんが
~　開発された時系列フィルタとのこと。
~
~
~　超高速ネットワーク、地球観測衛星を利用した防災ネットワーク
~　−MAFFIN-JGNプロジェクト、JST-ANDESプロジェクト報告会−
~
~　日時：９月２７日（木）13:30〜17:10
~　場所：農林水産研究情報センタープレゼンテーションルーム
~　　　　計算センター　２Ｆ
~
~　資料準備の都合があるそうで、
~　９月２６日午前中までに、参加者氏名と懇親会出欠を
~　児玉さん宛てまで連絡する必要があるとのことです。
~
~　興味のある方は是非
~
~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
　メーリングリストに参加されたい方は、
　info@opengis.co.jp までご連絡ください。
　弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
　ユーザーさまの間での情報交換の場として
　多くの方に利用されています。




■■■ テクニカル・サポート・ユーザー様への新サービス追加!!
■
■　秋季学会＆企業展示のシーズンが近づいてきました。
■
■　日頃電子メールや電話/FAXなどで対応させていただいております
■　が、ユーザー様と直接お会いする絶好のチャンスですので、弊社
■　も積極的に企業展示を行っていきたいと考えております。
■
■　そこで、せっかく展示ブースに足を運んでいただいたユーザー様
■　に何かできないかな、と考えまして作りました。
■
■　USB キーを持ち歩くときに安心・便利な
■　特製ネック・ストラップ!! :-)
■
■
■　しかも、テクニカル・サポート・ユーザー様　限定です。
■
■　各イベントで、オープンGIS 展示ブースにお越しの際は、ヒトコ
■　ト「サポート・ユーザーです」とお声をおかけいただければ、も
■　れなく特製ネック・ストラップを差し上げます。
■
■　当日までにサポート期限が切れてしまった方、ごめんなさい。
■
■
■　また、今後も特製オリジナル・グッズをテクニカル・サポート・
■　ユーザーの皆様へご提供していきたいと考えておりますので、
■　こんなものがあったら便利だ!!　といったご要望などありました
■　ら、どしどしお寄せください。
■
■　尚、現在弊社の企業展示は、
■　　○地理情報システム学会【10月23日-24日】
■　　○デジタルマップフェア2001【10月25日-26日】
■　　○日本写真測量学会【11月29日-30日】
■　　○日本リモートセンシング学会【12月6日-7日】
■　を予定しております。
■
■■■




#############　このメールマガジンの配信について　################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント１つに対して
１ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際にTNTmipsで作業を行う学生1名の、
計２ユーザーを対象として配信させていただきます。

１アカウントに対して合計３名以上の配信は行いません。
学生さん２名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で１人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。


転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその１：緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその２：TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。
>サービスその３：対応は最優先で行います。
>サービスその４：専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその５：電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。
>サービスその６：週に１回メールマガジンを配信します。
>サービスその７：展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその８：現在計画中です...



「これで年間９万円は安い!!」と感じていただけるような
サービスを提供していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。





＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　おことわり　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

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