OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2015/04/08
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オープンGIS
テクニカルサポート専用メールマガジン

第341号「 S R T M - 1 の ダ ウ ン ロ ー ド 」
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                       株式会社 オープンGIS



今回は、SRTM-1 のダウンロード方法について解説します。

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キーワード:SRTM-1, DEM, 1 Arc-Second, 30m 解像度, 全世界
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SRTM とは、"Shuttle Radar Topography Mission" の略で、スペースシ
ャトルに積み込んだレーダにより、全世界の詳細な立体地形データを作
成することを目的としたミッションです。

(カシミールの web ページより引用)
http://www.kashmir3d.com/srtm/

SRTM-1 の"1" とは、角度の1秒(1 Arc-Second)のことです。地球の緯度
の1秒に相当する子午線弧長は、およそ30メートルです。

(秒 (角度) のウィキぺディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%92_%28%E8%A7%92%E5%BA%A6%29

以前は、アメリカ国内用にしか30m 解像度のデータは公開されていませ
んでしたが(国外はSRTM-3 の90m 解像度)、今はアメリカ国外についても
30m 解像度の DEMデータが公開されるようになりました。


・・・


SRTM-1 のDEM データは、米国地質調査所(USGS)の Earth Explorer サイ
トからダウンロード出来ます:
http://earthexplorer.usgs.gov/

(図)
 
 


データの検索やブラウズ画像の表示だけならユーザー登録(Register)は
不要です。検索したデータをダウンロードするには、ユーザー登録が必
要です。ダウンロードの直前でもRegister は出来ました。


ユーザー登録の様子は、大体以下のようでした。

▼初期画面にある[Register]ボタンを押します。
 
 

▼Username とパスワードを入力します。
 
 

usernameには、メールアドレスを使えるようです。


▼[Continue]ボタンを押すと、ウィンドウが出て、ユーザ情報(所属、住
所等)の入力を要求されます。



▼登録したアドレスに確認のメールが届き、



指定のURLにアクセスすると、登録は完了です。




・・・


では、実際にデータをダウンロードしてみます。
今回は、日本の「山梨県」を検索してみました。(日本はより解像度の高
い10m DEM が国土地理院によって公開されていますので、使うことはな
いかもしれませんが、念のため)。


1.[Search Criteria]タブでの操作

▼"山梨県"と入力して、[Enter]キーを押します。



▼前の画面で"日本、山梨県" の上をクリックすると、「山梨県」に移動
しました。マニュアルで拡大しました。



▼データが必要な領域(エリア)をマウスクリックして入力します。



▼不要な点は、左の座標リストから"X"をクリックすると削除できます。




2.[Data Sets]タブでの操作

▼今まで[Search Criteria]タブにいました。[Data Sets]タブを押して、
移動します。



▼"Digital Elevation" を展開し、さらに"SRTM"を展開します。先頭の
"SRTM 1 Arc-Second Global"にチェックを入れます。




3.[Results]タブでの操作

▼次に[Results]タブをクリックします。USGS のサーバーからサムネイ
ル画像が送られてきてリストに表示されます。山梨県はファイル2個で
カバーされます。



▼[Show Footprint]アイコンを押すと、DEMデータの範囲が表示されます。



▼[Show Browse Overlay]アイコンを押すと、DEMデータのサムネイルが
表示されます。



▼[Show Result Controls]を開くと、このように半透明で表示する事も
可能です。




4.データのダウンロード

▼[Download Options]アイコンを押します。



▼<Download Options>ウィンドウが現れます。




ユーザー登録してもまだログインしていませんでしたので、[Download]
ボタンがかすれて押せません。[Login]ボタンを押します。

▼ログインの画面に変わります。



▼ログインが終わると、最初のアメリカの初期画面に戻ってしまいまし
た。先ほどの[Show Result Controls]を開いて表示すると、前の検索状
況の画面に戻りました。



▼ログインすると、先ほどのダウンロードのアイコンの横に新しいアイ
コンが出来ています。



[Add to Bulk Download]アイコンで、これを使うと複数のファイルを一
括してダウンロードできます。ここでは割愛しますが、バルク・ダウン
ロードをするには、専用のアプリケーションのインストールが必要でし
た。




今回はファイルを1個ずつダウンロードしました。

▼先ほどの<Download Options>ウィンドウです。今度はログインしま
したので、[Download] のボタンはかすれていません。



▼ダウンロード用のファイルの形式は、BIL, DTED, GeoTIFF の3種類で
す(どれもラスター)。TNTmips ではどれもインポート出来ます。

BIL....Arc/Info BIL/BIP 形式
DTED...USGS デジタル地形標高データ形式
GeoTIFF....タグ画像ファイル形式

(GeoTIFFをダウンロードしたら、何故か自動的にPhotoshopが起動しまし
た)。

▼都合のよいファイル形式を選んでダウンロードします。

▼ダウンロードが終われば、Logoutしておきます。


試しに、DTED 形式のファイルをインポートしたものを表示してみました。
位置、解像度ともOK のようです。




データの詳細については、次の機会にご紹介します。


筆跡:輪座
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