Subject: [ts-mag:00131] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 336号】
    Date: Wed, 02 Jul 2008 16:20:41 +0900
    From: WAZA Toshihiko


OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2008/06/27
Keywords: OpenGIS,TNTmips,2008:74,Editor,Vertex,Shortcut keys

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第336号「 便 利 に な っ た ラ イ ン の 入 力 ・ 編 集 」
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                       株式会社 オープンGIS



ベクタのラインの入力や編集において、中間点(頂点)の取り扱いがv74
から便利になりました。

1つ目は、マウスカーソルを中間点の近くに持っていくと、+マークで
表示されるようになりました。

2つ目は、ライン上のマウスカーソルの位置によって、既存の中間点を
移動したり、新規に中間点を作成(挿入)して移動できるようになりまし
た。


では、実際にオペレーションをご紹介します。


・・・


▽「メイン」から「編集...」メニューを選びます。



▼ 新規ベクタを作成すると、<ベクタツール>ウィンドウが現れます。
v74から外観が少し変わりました。


▼ [ラインの追加] ボタンを押して、ラインを入力します。


▼ たとえばこのように入力しました。



このような確定前の状態で、マウスカーソルをラインの上に持っていく
と、これまでは何の変化もありませんでしたが、v74 では中間点のある
場所では+、ない場所では ◇ が表示されます。

+(中間点のある場所)


◇(中間点のない場所)



さらに、+をそのままドラッグすると中間点が移動します。


◇をドラッグすると、その場所に中間点が新たに挿入されます。


また、+の上で、[Delete]キーを押すと、その点が削除されます。



v74では、中間点の操作性がかなり向上しました。







□■Tips□■
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以上は、ラインの中間点の操作についてですが、[ラインの追加] や[ポ
イントの追加] などのボタンをキー(ショートカット)で選ぶことができ
るのをご存知でしたか?

対応するキーがどれかは、操作ボタンの上にカーソルを置くと分かりま
す。


ラインの追加....	[l(エル)]
ポリゴンの追加....	[a]
ポイントの追加....	[p]
ラベル文字の追加....[t]
四角形の追加....	[r]
円の追加....		[c]

などです。

ショートカットキーを使う際注意する点は、常に表示ウィンドウをアク
ティブ(ウィンドウのタイトルバーなどをクリックして、ウィンドウが選
ばれている状態)にしておくことです。そうしてから、[a] のキーを押す
と、マウスカーソルがポリゴンの追加モードになります。


[p] キーを押すと、そのままポイントの追加ができます。


[l] キーを押すと、ラインの追加になります。


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エラー・バグ・トラブル
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●TNTsim3D の景観ファイルビルダーでSIMファイルを作成したとき、緯
度経度で与えたデータの座標系が方眼投影に変わっている。

【エラー番号】DMD15737E - TNTsim3D Lansdcape Builder - Data
changes CRS from Geographic to Equirectangular when sim file is
created


●空間データエディタで、ベクタのラインの入力中、"2" や"3"キーで拡
大するとカーソルの形状が鉛筆から矢印に変わる。

【エラー番号】crr12999E - SD Editor: Pencil tool changes to arrow
if use scrollbar


●画像分類で、全部のパラメータが見えないことがある。これはウィン
ドウのサイズ変更がうまく行われていないためです。

【エラー番号】RBS3504E - Classification control window doesn’t
resize to show all parameter controls for new method.

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

○空間データエディタのラインの中間点の間引き処理(Simplification)
において、Minimum Ratio が"0"の時は中間点を削除すべきではない。

【エラー番号】15666 Spatial Edit - Vector: Line Simplification:
Minimum Ratio set to 0 shouldn't remove any vertices according to
documentation

このエラーは、2008年3月11日以降のv73 以降のバージョンで修正されま
した。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





機能要求
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●TNTsim3D で、SIMファイルを開くたびに一番上のテクスチャレイヤが
表示される。ユーザの最後の設定を保存するようにしてほしい。

●TNTsim3D で、テクスチャの順番を変えて終了したとき、順番を覚えて
いない。順番を覚えるようにしてほしい(そのほか、表示/非表示、スカ
イドームの設定も)。

【機能要求番号】DMD15718N - TNTsim3D: Add "Save SIM"
functionality during exit / file close


○WMS やArcIMS を参照レイヤーとして利用する。

【機能要求番号】DMD15810N - Georeferencing: Add ability to use
WMS / ArcIMS as reference layers

2008年4月16日以降のTNTmips 2008:74 で対応しました。


●ページレイアウトで、北向きのマークをメニューから選べるようにし
てほしい。

【機能要求番号】PAT15829N - Add option "North Arrow" to the Add
menu.


●ラスタがカラーパレットやコントラストを持つ場合、ラスタをJP2形式
にエクスポートする際それらを適用してほしい。

【機能要求番号】PAT15837N - JP2: Use color palette and contrast
tables by default if available.


●マイクロイメージのコンタクトフォーム。日本語環境で使用中でも、
英語のログファイルを作ってマイクロイメージに送信する。

【機能要求番号】crr13648N - Contact Support Form: Session log:
generate additional English log file when using a diferent locale.


●空間データエディタでラインやポリゴンの入力中、[Undo] ボタンを押
すと、全部のラインが消えてしまう。最後に入力した中間点の操作だけ
が戻るようにしてほしい。

【機能要求番号】DMD16044N - Line / Polygon Add Tool: Modify the
undo functionality to take back one vertex instead of whole line


●空間データエディタのベクタの編集で、ライン上で右ボタンで現れる
メニューのデフォルト設定として"削除"も加えてほしい。

【機能要求番号】DMD16050N - Spatial Editor / Vector: Right Mouse
Button: Promote “Delete” to be one of the default operations

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

◆ v74用価格表
 http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf

・TNTmips シングルライセンス 	795,900円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 	480,900円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  	 74,025円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 131,250円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート         94,500円(税込)


◆ HASP-USB キーへの交換		16,800円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_licens
e.htm

※交換に際して、バージョンが最近のものである必要があります。


◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
 http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf

<買取>と<レンタル>の2種類があります。


◆『TNTlite日本語解説セット』v73版を販売開始!
	(プログラム及びサンプルデータCD付き)
          7,980円(税込み/送料別)

 ★ Windows VISTA を使って全面書き直し

 ★ 新たに追加した項目は
	・Google Earth へのエクスポート
	・ベクタデータの作成と編集、
	・画像分類(教師なし)
	・ラスタの集計
	・レイアウトの作成
 です。
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book4v73.pdf

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■





困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。


転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。




テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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