Subject: [ts-mag:00127] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 332号】
    Date: Tue, 01 Apr 2008 14:21:20 +0900
    From: WAZA Toshihiko


OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2008/03/28
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Geotagged Image Database, Google Earth

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第332号「 イ メ ー ジ デ ー タ ベ ー ス の 活 用(1) 」
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                       株式会社 オープンGIS



今週は、イメージデータベースについてご紹介します。

イメージデータベースを使うと、写真や図を TNTmips やグーグルアース
でサムネール表示したり、TNTsim3D でプラカード表示することができま
す。


・・・


使用するメニューは一部英語ですが、「操作ツール」>「Create
Geotagged Image Database...」になります。
(ジオタグ付き画像データベースの作成...)



機能を箇条書きにしました。

(1)デジカメの写真とGPSのログファイルを組み合わせて、時刻を
マッチングさせて、デジカメ写真の内部(EXIF)に位置情報(緯度経度)を
書き込むことができます。

この機能については、v72ではSMLで対応していました。メルマガでも
過去に何回か解説しました。v73 からはTNTmips の標準メニューに組み
込まれました。


(2)EXIF ではなく、写真と位置の情報をデータベーステーブルに書き
込みます。

写真の格納場所(ファルダやディレクトリ)を記録する方式と、
"BLOB(Binary Large OBject)"フィールドとして写真を埋め込む方式が用
意されています。
(テーブルの単一レコード表示の例)



(3)テーブルに書き込んだ写真と位置の情報から、TNTmips のピンマ
ップを利用して、画像をサムネールやデータチップとして表示すること
ができます。


(4)テーブルに書き込んだ写真と位置の情報から、TNTmipsの無料のフ
ライトシミュレータであるTNTsim3Dでプラカード(立て看板)表示するこ
とができます。



(5)位置情報(ジオタグ)を持ったデジカメ写真からKMZファイルを
作成し、グーグルアースに簡単にサムネール表示することができます。



(6)参照オブジェクトを表示して、ジオタグのない画像に位置情報を
与えたり、ジオタグ付きの写真の位置を修正することができます。先日
あるユーザさまから「写真だけではなく、他に作成した絵や図を属性デ
ータとして関連づけ、マップ上に表示することができますか」というご
質問をいただきましたが、これを使えば対応できそうです。



★ 参考に、各機能と操作パネルの対応を図にしました。



今回は、これらの諸機能から

(5)デジカメの写真をグーグルアースにサムネール表示する

方法について解説します。


・・・


説明に使用する写真にはあらかじめ位置情報(ジオタグ)が付けてありま
す。

▼「操作ツール」>「Create Geotagged Image Database...」メニュー
を選びます。


▼ [Add Images](画像の追加)ボタンを押して、使用する写真を選択しま
す。



▼ 今回使用する画像はすでに位置情報が付いています(ジオタグ付き)
ので、選択した画像の[EXIF GPS] の項目が "はい" になっています。


▼ 画像を確認するには、見たい画像の行をクリックして選択し、[View
image] ボタンを押します。



では、KMZファイルの作成に入りましょう。

▼ ウィンドウ下部のボタンから[Save KML] ボタンを押します。


▼ ウィンドウが出ますので、[はい] を押します。


▼ 出力ファイル名を指定後、[OK] ボタンを押します。


処理が終了し、拡張子 KMZ のファイルが出来ます。


★ 作成したKMZファイルは以下からダウンロードできます。
 http://www.opengis.co.jp/SampleData/imageDB1/test5.kmz
(注意)ダウンロードしたときに、拡張子が.zipに変わる場合は、お手数
ですが.kmz に直してからお使いください。


▼ グーグルアースを起動して、作成したファイル(拡張子KMZ)をドロッ
プしてみましょう。写真がサムネール表示されます。


▼ 画面を斜めに傾けてみました。


▼ サムネールの上をクリックすると、拡大されます。




☆ 今回使用した写真です(ダウンロードできます)。
 http://www.opengis.co.jp/SampleData/imageDB1/sample.zip


隅田川の桜をお楽しみください(3月26日、29日に撮影)。





<参考資料>

↓最初に読む・見る資料
Geotagging Digital Photos:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73Geotag.pdf

機能1)Geotag Digital Photos from GPS Logs:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73GeotagGPS.pdf

機能2)Viewing Geotagged Image Tables:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73ViewImgTable.pdf

機能3)Pinmap Digital Photos:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73PinmapPhoto.pdf

Pinmap Digital Photos Using Queries:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73PinMapScripts.pdf

Convert Photo Table to Vector Points:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73PhotoDBtoVec.pdf

機能4)デジカメの写真をプラカード表示する:
http://www.opengis.co.jp/techguidej/73RenderDigitalPhotosAsBillboardsJ.pdf

機能6)Manually Geotag Digital Photos:
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73ManGeotag.pdf







□■最新ニュース□■
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日本森林学会(東京農工大学府中キャンパス;3月27-28日)の企業展示も
無事終わりました。

当日、先週のミンナート補正について貴重な意見を賜り、藤田も大変参
考になりました。どうも有難うございました。

グーグルアースの関連ワザ(マッシュアップ)についても多くの方が関心
を持たれたようです。
 http://www.opengis.co.jp/techguidej/00GoogleGISMashupsJ.pdf

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・TNTmips シングルライセンス 	827,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 	499,800円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  	 76,650円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 136,500円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート         94,500円(税込)


◇ HASP-USB キーへの交換		16,800円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_licens
e.htm

※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。


◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
 http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf

<買取>と<レンタル>の2種類があります。


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	(プログラム及びサンプルデータCD付き)

	<目次>
	1.空間データの表示
		2次元データの表示
		3次元鳥瞰図の作成
	2.衛星データの取り込み
	3.ジオリファレンス
		地図画像への座標情報付与
		衛星画像への座標情報付与
	4.GPSデータの取り込み
	5.標高データの解析
		陰影図の作成
		断面図の作成
		勾配・斜面方位の演算

 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm

☆ 新たな項目を追加して、V73 用に改訂中

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





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年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
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学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
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また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。


転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
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>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





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 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
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