Subject: [ts-mag:00054] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 259号】
    Date: Mon, 24 Jul 2006 08:23:11 +0900
    From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/07/21
Keywords: OpenGIS,TNTmips, GPS, Digital Camera, Photo, Hyperlink

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第259号「 G P S と デ ジ カ メ の リ ン ク(2)」
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                       株式会社 オープンGIS



先週のSMLでは...

出力がデータベース・テーブルでしたので、今週はテーブルの中の緯度
・経度を使って、データベース→ベクタ変換でポイントデータにする予
定でした。このSMLはマイクロイメージ社が作成していますが、1週
間のうちにSMLが進歩しました。新しいSMLでは、テーブルではな
く、ポイントベクタを直接出力してくれます。

機能アップしたSMLはこちらです。
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/gps-sml/GPSphoto.sml


先週とやや重複しますが、機能アップしたSMLを使った場合の操作手
順についてまとめておきます。 ☆ は今週出てきた新規の説明です。

▼「スクリプト」から「実行...」を選び、今週のSMLを選択します。




☆ 先週のSMLでは、開く際のエンコーディングが"日本語Shift-JIS" 
だと、実行後ログファイルの中身が消えるエラーがありました。今週の
SMLでは修正されました。

▼ 先週と同様、画像のあるフォルダを選択します。




▼ 同じく、GPSのログファイルを選択します。




▼ ☆ [Select Vector...] ボタンを押して、出力するベクタオブジェク
トを指定します。




▼ 実行です。先週同様、[Compute Image Coordinates(画像の座標を計
算)] ボタンを押します。




▼ 隣の[Display GPS Table(GPSテーブルの表示)] ボタンを押すと、ポ
イントにアタッチされたテーブルが表示されます。



テーブルには、撮影時刻、撮影地点の緯度経度(GPSから計算)、パソコン
内の画像の場所(ファイルパス)、が書き込まれています。

▼ ☆右下のボタンは、画像フォルダを違う場所に移動した時に使用しま
す。ボタンを押して移動先のフォルダを選択すれば、テーブル中のファ
イルパスも更新されます。





@画像の撮影時刻とAGPSデータから、撮影地点のポイントデータが
出来ました。


・・・


それでは、作成したポイントデータを表示してみます。

▼「メイン」から「表示...」を選びます(V72)。

▼「表示マネージャ」が開きます。ハイパーインデックスを使うため、
「画面用レイアウトの新規作成(または印刷用レイアウトの新規作成)」
を選びます。




▼ [オブジェクトの追加...] ボタンを押して、表示するオブジェクトを
選びます。




GPSのデータもポイントとライン(軌跡を表すため)の両方でインポートし
ました。赤丸がGPS、緑の四角が今回計算されたカメラ位置を表していま
す。




▼ 表示マネージャ(太字になる)または表示ウィンドウ(□で囲まれる)で、
カメラ地点のレイヤーをクリックします。これがハイパーインデックス
を設定するレイヤーになります。




▼ 表示ウィンドウにある[ハイパーインデックス(R)リンカ] ボタンを押
します。(R)は単に登録商標の記号です。




▼ [ベクタポイント] ボタンを押します。




▼ カメラのポイントをどれかクリックすると、「ハイパーインデックス
リンク先の設定」ウィンドウが出ます。




▼ [加える] ボタンを押します。

▼ タイプ:で[ファイル(属性利用)] を選びます。




▼ "Images"テーブル、"Image" フィールドを選びます。



リンク終了です。順に [OK] ボタン, [閉じる] ボタンを押し、ウィンド
ウを閉じます。

▽ 表示ウィンドウから[ハイパーインデックスナビゲータ] ボタンを押
します。




▼ カメラのポイントの上にカーソルをおくと、手の形に変わります。
クリックすると、ポイントにリンクされた写真(画像)が別ウィンドウに
表示されます。








画像が時間的にやや前の位置に表示されました。カメラの時間が3分ほ
ど遅れていたためです。

テストする際、GPSとカメラの時間が合っているか気になったのです
が、手を抜くとこのような結果になることが分かりました。

このような時こそ、SMLの[Options] タブに用意されているカメラと
GPSの時間差を調整する設定を使うのですが、今日はうまく機能しま
せんでした。マイクロイメージにフィードバックします。


・・・


まとめです。

写真(EXIF付きのJPEGファイル)とGPSデータ(所定の形式)があれば、
SMLが自動的に撮影地点のポイントデータを作成してくれます。後は
今日のようにハイパーインデックスの設定をします。簡単ですね。カメ
ラのポイントの上でクリックすれば写真がポップアップします。



●参考【第141号】「ル ー ト マ ッ プ に 写 真 を リ ン ク! !」
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_141.htm

この頃(2004年3月)もハイパーインデックスを使って同様のことをしまし
た。この時は順にステップを追って、ハイパーインデックス用データを
作っていました。今回のSMLでは、時間を仲介役として、GPSとデ
ジカメの写真から自動的にハイパーインデックス用のデータを作成して
くれます。

このSMLをさらに発展させれば、GPS情報(緯度経度)を持った写真
(画像)から直接ポイントベクタを作成し、そのままハイパーインデクッ
クスのデータにすることも可能です。

●ハイパーインデックスの作成と使い方については、英語ですが、こち
らを御覧ください。
 http://www.microimages.com/getstart/pdf/hyper.pdf

◎ SONY VAIO UX50
 http://www.jp.sonystyle.com/Product/Vaio/U/ux50.html

WindowsXP が動くモバイルコンピュータ。最近ゼロスピンドルと呼ばれ
るフラッシュメモリ搭載のタイプも出ました。BlueTooth接続で GPS(オ
プション)も使えます。前に30万、後ろに130万画素のカメラを備えてい
ますが、画像にGPS情報が書き込まれるのか不明です。







□■RV72■トピック□■
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2週間ほど前のダウンロードから、インテルマックでフローティング
ライセンスが使用できるようになりました。クライアントとしての使用
が可能になりました。

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◆◇ ご 案 内 ◆◇
..................................................................

☆ 数値地図20万(地図画像)のCD丸ごとインポートSMLをバージョン
アップしました。
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/topo200k_v70.htm

V70/71/72のWindows/Mac(G5)で確認済みです。WriteMetadata関数のエラ
ーのため、使用にあたっては、2006/6/28以降のパッチをおあてください。
 http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/72patch.htm

<主な改良点>

(1)1枚のCDに含まれる画像データは、2個または3個の複数のU
TMゾーンにまたがっています。これまではユーザが対話的に座標系(ゾ
ーン)を1つ与えていましたが、1次メッシュのファイル名からソーン番
号を求め、適切な座標系を自動で割り当てるようにしました。

(2)選択する管理ファイルの名称の違いから、日本測地系
(Tokyo-Japan)と世界測地系(JGD2000)を自動的に判別するようにしまし
た。

(3)マックで使う場合、.RVCという空のRVCファイルが出来ましたが、
出来ないようにしました。

そのほか、シンタックスエラーの解決など、V70以降のSMLの変更に合
わせ、スクリプトを若干変更しました。詳しくは、
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/crs_by_sml2.htm

..................................................................


☆ 数値地図25000(地図画像)のCD丸ごとインポートSMLにつきまし
ても、平成17年11月以降の新規格CD−ROMに対応済みですが、
より使いやすくするために、スクリプトを修正・強化しました。
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/topo25000_v70.htm

..................................................................





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


◆ 現在の V2006:72 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)

・V2005:71 --> V2006:72へのアップグレード   88,200円(税込)
・V2004:70 --> V2006:72へのアップグレード  132,300円(税込)
・V2003:69 --> V2006:72へのアップグレード  169,050円(税込)


◆『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
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年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
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学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
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メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
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>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

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