Subject: [ts-mag:00027] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 232号】
Date: Mon, 09 Jan 2006 10:37:32 +0900
From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/01/06
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,Manifold, 3D Control, DV72


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第232号「  マ ニ フ ォ ー ル ド ( 5 ) 」
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                       株式会社 オープンGIS


新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

では『マニフォールド』の最終回をお送りします。


・・・


これまで4回の内容は、

●第1回
 マニフォールドに関する資料をご紹介しました。

●第2回
 平面図を使って陰影付きの3次元鳥瞰図の作り方をおさらいしました。

●第3回
 マスクラスタを利用して、平面図や断面図の中の必要な部分のみを表
示する方法をご紹介しました。

●第4回
 断面図への3次元座標の付与の方法を解説しました。


さて今回は、処理した断面図を鳥瞰図に組み込みます。


・・・


▼「空間データの表示」ウィンドウ(このウィンドウもV7.2 からはなく
なるようです。後述『最新ニュース』ご参照) から、「3次元グループ
の新規作成」を選びます。


 

▼ 第2回でやったように、まずは平面図だけで鳥瞰図表示をします。


 
今回は地質図(ラスタ)の透明度は30%にしました。


▼ 第3回でやったように、ドレープした地質図と(標高ラスタから作成
した)陰影のラスタにマスクを適用します。


  

▼ 第4回で用意した断面図を追加します。
(グループコントロールウィンドウ)


 

(表示ウィンドウ)


  

ワイヤフレーム表示だとこんな感じです。


  


■ 以上で終了ですが、間近で見ると問題があることが分かりました。


  

陰影を付けるために下に敷いた50mの標高データのセルサイズが大きくて
断面にのこぎりの歯のように突き出ています。(セルサイズについては第
2回で議論しています)。

とりあえず出っ張りを引っ込めるため、陰影用のマスクを小さくしまし
た。バッファーを利用して、はじめのポリゴンより(a)10m, (b)25m, 
(c)50mずつ、内側にポリゴンを発生し、マスクを作成しました。


(a) 10m内側:まだ飛び出しています。×


 

(b) 25m内側:ひっこみました。表面がちょっと見苦しい? ○


 

(c) 50m内側:ひっこみすぎのようです。△


  


■ (b)の25m内側のマスクを使った場合の他の場所の例です。
(左方)


  

(中央部)


 

(右方)


  


今回は陰影用マスクを小さくしてみましたが、リサンプルなどで50m標高
のセルサイズを小さくするなどの方法もあるかと思います。


・・・


マニフォールドについては以上で終了です。

第4回で触れた『3次元ピースワイズアフィン』については、マニュア
ルで平面座標を与えないといけないなど、ソフト側に改善の余地があり
そうです。陰影(標高)のセルサイズが見るスケールに比べて大きい場合
も検討が必要です。







□■Tips□■
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3次元鳥瞰図で オブジェクトに接近した表示を作るには...

まず、描画時間を節約するため、ワイヤフレーム表示にします。
次に、「3D視点コントロール」ウィンドウにおいて

1) 右上のボタンを押してオフにします。

2) 『水平面内のT字形のマーク』を動かします。視点を前後-左右に動
かすことができます。接近し過ぎて対象が見えなくなったら、『上下方
向のT字形マーク』を使って視点を下げます。


 

見る方角を変えたければ、右上のボタンを押し込みます。一度遠景にな
ってしまいますが、『水平面内のT字形マーク』を回転して方角を決め
ます。その後、上の1), 2)の操作を繰り返します。

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エラー・バグ・トラブル
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バッファゾーンの生成で、
ラインをプロセス:"なし"、ポリゴンをプロセス:"複数選択"にして、
選択したポリゴンに対してバッファを発生させようとすると、エラーが
出ました。



バリデートをしても効きませんでした。マイクロイメージ社に報告済み
です。

対処法は色々あると思います。それ以外の選択肢で試してみて、不要な
図形が出来たら、空間データエディタで削除します。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





◆◇ 最新ニュース ◆◇
..................................................................

マイクロイメージ社から年末にDV7.2の情報が来ました。
http://www.microimages.com/relnotes/200672/rel200672Progress.htm

久しぶりにメインメニューの構成を変えるようです。
http://www.microimages.com/documentation/cplates/72DisplayComp.pdf
http://www.microimages.com/documentation/cplates/72menu72.pdf


★ V7.1迄ご購入されたユーザは、30日間の有効期間ですが、DV7.2をそ
のまま使用できます。DVバージョンも他のバージョンのパッチ同様、毎
週木曜日(日本時間)に更新されます。パッチの更新の都度、その日から
30日間の有効試用期間になります。

★ 正式リリースされた時点でDVからRVに変わりますので、最後のDVのパ
ッチから30日が最後の試用期間になります。


まだ途中ですが、翻訳をホームページに掲載します。
http://www.opengis.co.jp/htm/verinfo/v720.htm

..................................................................





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


平成17年11月21日付けでTNT製品の価格を改定致しました。

現在の Ver 7.1 の価格は 

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)


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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

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