To homeTo titleTo tail

関係数 回帰直線 める
そ う か ん け い す う や か い き ち ょ く せ ん を も と め る

 
同じ範囲・同じサイズの
ラスターデータを比較するとき、
いろいろな統計処理を
行うことがあります。

とくに、
異なるバンド間同士の相関を求めて効率よく画像分類行うための組み合わせを決めるときや、 ヒストグラムマッチングする際のゲインとオフセット量を求めるときなど、 相関係数や回帰直線などの情報が画像解析では不可欠です。

今回は、
2つのラスタ画像から、
お互いの相関係数や回帰直線を求めるテクニックをご紹介します。






This Information was checked by Windows Me (TNTmips 6.5)
●1. 利用方法の一例
どんなときに使うのか
●2. Display の起動
何故か直接起動できない
●3. プログラム実行
ここからが本当の処理





 

  用方法の一例


 たとえば、どんなときに相関係数やら回帰式などが必要なのか? そんな具体例について少しご紹介いたします。



▼例えば、効率の良い画像分類用ペアを選ぶとき

数の多い衛星画像から、効率よく画像分類するためにバンドの選択を行う際に、ラスタ画像同士の相関係数を比較すると非常に参考になります。 また特別用途に限定しなくても、2つのラスタ画像との相関係数を求めることはさまざまな作業にとって重要な要素となります。



▼例えば、輝度補正を厳密に行いたいとき

の衛星画像や、雲の含まれた画像などを比較・モザイクする際には、お互いに一致している場所だけの画像を用意して、最小二乗法による直線回帰式を使用することで輝度値の変換などに応用できます。 





 

 D i s p l a y の 起 動


 何故か処理の実行には一度 Display を起動する必要があります。 ちょっと面倒くさいですがご勘弁ください



▼まずはメインメニューから...

メニューより Display/Spatial Data... を選び、Spatial Data Display アイコンメニューを開きます。

 



▼左端の New 2D Group を選択

ルな Spatial Data Display アイコンメニューがでてきましたら、その左端にあります New 2D Group ボタンを押してください。

 



▼適当なラスタを開きます

く2つのウィンドウが現れると思います。 そのうちの Group Controls ウィンドウより、Add Raster... アイコンボタンをクリックして Quick-Add Single... メニューを選択します。

 



▼とにかく、なにか一つラスタを表示します。

Select Files ウィンドウが現れますので適当なラスタ・オブジェクトを一つ選択します。 ラスタオブジェクトであればなんでもかまいませんので、お好きなものをお選びください。

 



▼これで Dipslay の View ウィンドウに画像が表示されました

えず、適当なラスタ・オブジェクトを開いてみました。 これで準備は完了です。 ではいよいよ本題に入りましょう。

 





 

  ロ グ ラ ム の 実 行


 Display ウィンドウが現れましたら、いよいよ Raster Correlation 機能を実行します。 操作方法はいたって簡単。 2つのラスタを指定するだけ。



▼スパナマークの Tools ボタン

Group Controls ウィンドウには、先ほど選択したラスタデータの行が表示されているはずです。 このアイコンなどが並んだ行のなかにある Tools ボタン をクリックし、現れてくるメニューの中から Raster Correlation... を選択しましょう。

 



▼File メニューから New を選択

新しく Raster Correlation ウィンドウが出てきます。 これが、今回のメインウィンドとなります。 では早速メニューより File/New をクリックしてみましょう。

 



▼Select Objects ウィンドウで2つのラスタを選択

Select Objects ウィンドウが現れますので 今度は比較する2つのラスタ・オブジェクトをX軸Y軸に対応するよう選択します。 選択できましたら OK ボタンを押してください。

 



▼きれいな散布図が作成されます

Raster Correlation ウィンドウの X軸Y軸にそれぞれのラスタヒストグラムと、2次元図上にプロットされた美しい散布図が描かれるはずです。

 



▼ウィンドウの下の部分に...

題だった相関係数と回帰式はどこに表示されているかといいますと、 Raster Correlation ウィンドウの下にありますね。

数は Correlation として表示しています。 参考例の BLUE バンドと GREEN バンドは 0.98 という非常に高い相関を示していることがわかります。

のほうは、一番下に Regression Line として Y = a * X + c というかたちで表現されています。

 





To homeHome  |  To titleTitles  |  To headHead

2001.10.18更新

(株)オープンGIS
〒130-0001東京都墨田区吾妻橋1-19-14
電話(03)3623-2851 FAX(03)3623-3025
info@opengis.co.jp