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平面直角(19)座標系使い方!!
へ い め ん ち ょ っ か く ざ ひ ょ う け い の つ か い か た ! !


日本に限らず、多くの国はそれぞれ独自の座標系を持っています。

特に小スケールで大縮尺の空間を扱うとき日本では平面直角座標系(19座標系)を使用することが多く、公共測量全般に広く使われています。

TNTmips ver6.6 以降では平面直角座標系(Japan-19 Plane Orthogonal)がデフォルトで使用できますが、ver6.5 以前の TNTmips をお使いの方、もしくは測地系(Datum)を JGD2000 に設定したい場合は、手作業にて登録する必要があります。

ここでは、既存の設定ファイルを組み込む方法と、手入力による User Defined 機能の使い方について紹介します。





This Information was made on Windows XP(TNTmips 6.8)
1.簡単に使う
設定ファイルをダウンロード
2.手入力で使う
User-Defined で原点入力
3.オリジナル座標系
User-Defined を保存する





 

 簡 単 に 使 う な ら ば こ の 方 法


 弊社で作成しました projsys.usr という設定ファイルをダウンロードして、ver6.5 以前の TNTmips でも簡単に平面直角座標系を使えるようにしてみましょう。



▼まずは projsys.usr をダウンロード

TNTmips のプロジェクション・カスタマイズ・ファイルが projsys.usr という名前のテキストファイルです(更新 2003.06.11)。この中には、ver6.5 以前の TNTmips でも平面直角座標系が利用できるように、19種類の原点情報をまとめておきましたので、下のフロッピーマークをクリックし、ダウンロードしてください。 また、世界測地系(JGD2000)用平面直角座標系も、ver6.8 以前では、デフォルト使用できませんので、この projsys.usr ファイルをダウンロードしてください。

ロードしたファイルは、TNTmips のインストールフォルダ(例えば、TNT_68 とか TNTWIN)においておきます。 ブラウザが中身を表示してしまう場合は、右クリックで 対象をファイルに保存リンクに名前を付けて保存 を選択してください。  ダウンロード後は、ファイルの拡張子が .usr であることを確認してください(たまに .txt に変わっている場合があります)。

  projsys.usr ファイル(テキスト形式 9KB)  <<<<< ダウンロードできます




▼これで TNTmips を再起動すれば完了。

いつものように TNTmips を起動すると、立ち上げ時に先ほどダウンロードした projsys.usr ファイルを読み込み、選択できるプロジェクションリストの中に平面直角座標系が加わるのです。 これで完了です。どうです簡単でしょう。

 





 

 手 入 力 で 確 実 な 方 法 は こ ち ら


 今度は、手入力で平面直角座標系を設定してみましょう。 実は、作業1の projsys.usr ファイルもこうやって作成したのです。



▼まずは SYSTEM... を User-Defined に設定

、ユーザーが座標系を細かく指定するので SYSTEM... ボタンを押して Use-Defined を選択します。
 




▼共通パラメータを入力

通するパラメータを入力します。測量法によると、平面直角座標系はガウス・クリューゲル法を採用しますが、このガウス・クリューゲル法も横メルカトル図法の一種であるので、横メルカトル図法としてパラメータを指定して問題ありません。

 Projection : Transverse Mercator
 Datum (旧日本測地系) Tokyo - JAPAN
 Datum (世界測地系 ver6.8以降) Japan Geodetic Datum 2000
 Datum (世界測地系 ver6.7以前) Unspecified
 Central scale : 0.9999
 



▼系ごとの Central Meridian/Origin Latitude を入力

19種類ある系の中から当てはまる原点を、 Central Meridian と Origin Latitude としてそれぞれ入力すれば終了です。

いゾーン分けについては 弊社特製 オリジナル数値地図ポスター (PDF ファイル 1.45MB) をご覧ください。

 系  Origin Latitude    Central meridian  
 I系  N 33°0' 0" E 129°30' 0"
 II系  N 33°0' 0" E 131°0' 0"
 III系  N 36°0' 0" E 132°10' 0"
 IV系  N 33°0' 0" E 133°30' 0"
 V系  N 36°0' 0" E 134°20' 0"
    Origin Latitude    Central meridian  
 VI系  N 36°0' 0" E 136°00' 0"
 VII系  N 36°0' 0" E 137°10' 0"
 VIII系  N 36°0' 0" E 138°30' 0"
 IX系  N 36°0' 0" E 139°50' 0"
 X系  N 40°0' 0" E 140°50' 0"
    Origin Latitude    Central meridian  
 XI系  N 44°0' 0" E 140°15' 0"
 XII系  N 44°0' 0" E 142°15' 0"
 XIII系  N 44°0' 0" E 144°15' 0"
 XIV系  N 26°0' 0" E 142°0' 0"
 XV系  N 26°0' 0" E 127°30' 0"
    Origin Latitude    Central meridian  
 XVI系  N 26°0' 0" E 124°0' 0"
 XVII系  N 26°0' 0" E 131°0' 0"
 XVIII系  N 20°0' 0" E 136°0' 0"
 XIX系  N 26°0' 0" E 154°0' 0"
 





 

 オ リ ジ ナ ル 座 標 系 を 保 存 す る


 User Defined で登録したパラメータを保存すると、次に使うときにすぐに呼び出せます。 最後に、この保存方法について紹介しましょう。



▼Save... ボタンを押して保存

で手入力したパラメータを保存しておけば、いつでもまた使用できます。平面直角座標系に限らず、必要に応じて User-Defined で設定したパラメータを保存すると、使用できる投影法の幅が広がります。

は、ウィンドウの下にある Save... ボタンを押しましょう。
 




▼名前を付けて保存完了!!

を押すと、Save coordinate system ウィンドウが現れますので、適当に名前を付けてください。できれば、平面直角座標系の名前は Japan_19_I (旧日本測地系)、JGD2000_19_I (世界測地系 ver6.8以降)、Unspedified_19_I (世界測地系 ver6.7以前)のように統一しておくと、データの受け渡しなどで便利です。できましたら、OK ボタンを押して終了です。

すが、保存されたパラメータは、TNTmips のインストールフォルダ内に projsys.usr という名前で保存されています。
 





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2003.6.11更新

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