EXCELデータをラスターとして
 取り込みたい!!



例えば、
1	1	2	2	3
1	1	2	2	3
1	2	2	3	3
2	2	3	3	3
2	3	3	4	4
3	3	4	4	5
4	4	4	5	5
のような 7行 x 5列 の数値の 2次元配列 があるとします。
これをラスターとして mips へ取り込む方法について説明します。

これだけ見ると、とても簡単そうですが、
アスキー、バイナリーのラスタデータは、
ほとんど、このような配列として格納されていますので、

とても重要なテクニックです。 是非、覚えて mips を最大限活用してください。




このページ内の 目 次
●Excelからの出力
textファイルを作成します
●Mipsでインポート
mipsを起動してインポートします
●確認
表示して確認します




 

Excelからの出力

まずは、表計算ソフトの代表格であるエクセルから、
データを出力します。
特に、エクセルでなければならないというわけではないのですが、
ほとんどの方がエクセルを使われているため、
今回はエクセルを用いて説明します。




▼はじめに、エクセルを起動して、下のように数値を入力します。
面倒くさい方は、上記の配列をコピーし、「形式を選択して貼り付け」を選択して「テキスト」としてセルに貼り付けると、一瞬で入力作業が終わります。



▼このデータを、ファイル / 「名前を付けて保存」 から、
 ファイルの種類を「テキスト(スペース区切り)」を選び保存します。
  (実は、TAB区切りでも対応します)


▼Windowsのアクセサリのメモ帳で見るとこんな感じ。


▼これで、エクセルからのデータの出力は終了です。




 

Mipsでインポート

先ほど、エクセルで作成したスペース区切り (TAB区切りも可) のテキストファイルを
mips のインポート機能を用いて、読み込みます。
ここで、用意しておくことは、インポートするファイルの数字の並びが、
縦横、何行何列であるかということだけです。
では、はじめましょう。


▼TNTmipsを起動して、Process/Import/Exportを選択します。


▼入出力用ダイアログが現れるので、Import(右上), Raster(左上)を選択して、
 中央に表示されているリストの中から、「ASCII text format」をクリックし、
 左下の「Import」ボタンを押します。


▼どのファイルを読むか、聞いてくるので、
 先ほどエクセルで作成した、スペース区切りのテキストファイルを選択します。


▼次に、パラメータのダイアログが現れますので、
 Lines に 7 Columns に 5 を入力します。


▼以上で、パラメータの入力は終了したので、「Import」ボタンを押します。


▼最後に、出力のプロジェクトファイル名とオブジェクト名を与えます。
 適宜、適当な場所(たとえば、デスクトップなど)に
 新規プロジェクトファイルオブジェクト を作成すると、
 自動的に処理が行われます。

ここで、エラーが発生したら、
●Lines と Columns の数値が間違っていないか?
●データファイルに余計な文字や空白行が含まれていないか?
●セパレータ(文字を区切っているもの)がスペースやタブになっているか?
を確認してみてください。





 

確認

エラーメッセージもなく処理が終わったならば,
ほぼ作業は完了です。が、
念のため、データを開いてみて、確認してみましょう。
たまに、データが空であったり、保存した場所を見失うこともあります。
一応、念には念を入れ...



▼インポートが終了したら、
 Display メニューの Add Raster / Quick-Add Single で表示します。
 縦7ピクセル、横5ピクセルのラスタが現れているはずです。


▼どうでしょうか?イメージどおりの画像が描けたでしょうか?



 お疲れ様でした。
 このあとは、幾何補正など、各自行いたい作業へと進んでください。




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2001.5.1更新

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